選択の難しさ

今回は少年野球のお話です。

今日は、とある少年野球大会の準決勝でした。

負けても3位決定戦があるので1日に2試合行います。

目指すは、もちろん優勝!

ですが、ここに少年野球独特の難しさがあります。

少年野球の大会では大抵、勝ち進む毎に日程が厳しくなり、

準決勝・決勝は同日に消化する事が大半です。

私は、高校から野球を始めたせいで、

息子がチームに入った時は、本当にびっくりしました。

あれだけ、高校野球やプロ野球で、球数問題等が、

クローズアップされている中で、当然のように連戦連投があります。

今回は触れませんが、本当に大問題です。

さて、話を元に戻すと、準決勝を控えるチームの1番の問題が「投手陣のやりくり」です。

エースを準決勝で投げさせ一戦必勝を目指すのか、

はたまた準決勝ではエースを温存し、2番手・3番手の投手で切り抜けるのか。

投手が沢山いるチームや、投手陣の力が拮抗している場合は、

大きな問題になりませんが、大抵のチームはそういった状態にまで持っていけません。

今いる選手たちの中で、なんとか結果が出る様にマネジメントするのが

スタッフの仕事になるのですが、本当に難しい選択になります。

私の中で想定される最良と最悪の結果は下記の通り。

最良:準決勝をエースで温存しつつ決勝進出し、決勝でエース登板。そのまま優勝!
最悪:準決勝をエース温存で行くが、先発投手が途中で打たれ、エースが緊急登板。
   それでも結局敗退してしまい、3位決定戦も負けてしまう…。

難しい選択ですが、基本的には、

「まずは決勝進出を決める為に、エースで勝ちに行く。」

というものになると思います。

私が所属するチームで、

監督から「コーチならどうするか?」を、問われた際には同じ回答をします。

ただ、もし自分が監督で1からチームを作り上げたチームが、

そういう状況になったらどうするか。

答えは全く別のもので、下記のとおりになります。

①まずは、キャプテン、副キャプテン、キャッチャー、投手陣、にどうしたいか確認を取ります。
②①で出た意見の中から案を3つくらいに絞ります。
③②で絞った案をチームメンバーで共有し、多数決を取ります。
④最終的には、その意見を全て参考にした上で、私が最終判断を行い、
 最後の練習日の前にチームメンバーに出した結論と、理由を伝える。

では、なぜそうするのか。理由は以下の3つです。

①それは自分たちの野球である事をより理解してもらう為
②自分たちで考えるという事を意識してもらう為
③私が考えた内容を理解して貰い、迷い無くプレーして貰う為

それが出来る様になるまでは、かなりの時間と労力も必要になると思いますが、

子どもたちに野球を通じて成長して貰う為には必要な事だと思います。

今後、自分がチーム内でどう関わっていくかは分かりませんが、

私のスタンスとしては、出来る限り選手たちの話(思い、考え)を聞きながら、

チーム、選手にとってより良い選択が出来る様にしていきます。

もし、自分のチームを持つことになったら、そんなチームにするつもりです。

さてさて、チームの結果はどうだったかというと2連敗でした。

昨年、今年と1日2試合行って、2試合とも落としたことは記憶にありません。

スタッフ内での振り返りの内容はここでは書けませんが、

しっかりと現実を見据え、次に活かせる内容のものとなりました。

少年野球は、本当に難しく学びが多いです。

チームだけでなく環境的にも、システム的にも問題も課題も沢山あります。

この機会を無駄にしない様、また少しでも子どもたちの成長に繋げられる様に、

日々勉強しながらその問題解決の一助になればと思います。

また、6年生にとっては、チームでの活動は残り2ヶ月ほど。

時間はありませんが、少しでも子どもたちの成長の助けになる様サポートしていきます。

ではでは。

また次回m(_ _)m

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