タイトルからすると仕事関連の話に思われるかもしれませんが、
本日は少年野球のお話。
スポーツの世界においては、
「記録」というものは切っても切り離せないものです。
それは、単純に結果についての記録(100m走のタイムや、野球の遠投の距離等)もあれば、
それに至るプロセスでの記録(練習内容の記録や、野球の試合での球数等)もあります。
では、その記録は少年野球界では、
しっかりと記録されているでしょうか?
もちろん、記録自体はスコアブックで記録されていますが、
それらをしっかりと活用する為にデータ化したり、
それを元に振り返ったり出来ているでしょうか?
データ化と、振り返りは非常に大切な部分です。
日頃、データ化して数値化していないと、
どうしても感覚(定性的)な内容で判断してしまいます。
数十年積み重ねた経験で、それが間違い無いと思われている方でも、
それを証明する為にはやはり数値(定量的なもの)が必要になります。
データ化するメリットは沢山あります。
・明確な数値が出るので比較がしやすい
・スタッフが選手を見ている際の、感覚のズレが是正できる
(逆に合っている場合の証明にも繋がる)
・子どもの成長した部分が分かりやすい
上記はパッと思いつくものを挙げただけですが、
細かく掘り下げていけばメリットは山程出てきます。
逆に、デメリットは単純に手間が掛かるのみです。
その手間も、やり始めるときりがありませんので、
チームでデータ化する内容を決めておけば、手間は大きく減らせます。
少年野球界においては、
試合及び、練習での球数の記録は本当に大切な部分です。
体がほぼ出来上がっている高校の強豪校や、
プロでは当然の様に球数を管理していますが、
体が全く出来上がっていない、小中学生の野球チームでは、
より重要になってくる筈ですが、
それが出来ているチームは少ないのではないでしょうか?
球数をデータ化し、管理・蓄積して、起用する際の判断基準に取り入れれば、
多くの投手の怪我のリスクを減らす事が出来る筈です。
手間はかかりますが、大切な子ども達を怪我から守る事に繋がります。
ぜひ、色々な事を定性的に捉えず、定量的に捉え、
怪我から守るだけでなく、新たな子どもの長所・短所の発見にも繋がりますし、
ご自身の采配の特徴や、チームの特徴も鮮明に見えてくると思います。
今から始めても構いませんし、
内容を吟味した上で来年の新チームから始めても良いと思います。
ぜひ、新たな取組として「データ化」を取り入れてみてはいかがでしょうか。
ではでは。
また次回m(_ _)m