2020年9月23日~勝利至上主義~

実はシルバーウィーク期間中に、

4年生以下の大会で優勝する事が出来ました。

それは大変嬉しかった事なのですが、

改めて考えさせられた事を書いています。

長文になりますが、お付き合い頂ければ幸いです。

子供のスポーツチームでよく話題にあがる、

「勝利至上主義」という言葉。

恐らく永遠のテーマであると思われます。

その中でも私の関わる学童野球において、

考えたいと思います。

(私立高校や、中学のクラブチームは、

問題がより複雑なので、また機会があれば・・・)

チームによっては、勝利(優勝)を目指す為に、

子供の体が壊れる事も厭わない

下手な選手は徹底排除

監督、コーチの、選手、審判への罵詈雑言

等々、聞きたくない話、目にしたくない光景が、

沢山あります。

それは、なぜ起こるのか?

私が考えるに理由は2つ。

①優勝の喜びを味わわせてあげたい

②自己満足&自己陶酔

元々は、みな純粋に①の為にやっていたと思われます。

私は学童野球は3年目(保護者として2年・コーチとして1年)ですが、

今年初めて優勝というものを経験しました。

優勝は「やはり格別の喜び」です。

子どもたち、そして保護者の方々のあの嬉しそうな姿を見ると、

「また味わわせてあげたい」と思いますし、

「また優勝しなければ」となります。

また、優勝すれば保護者からだけでなく、

他のチームのスタッフからも称賛の声を頂きます。

それは、スタッフとしては、二重の喜びとなります。

ただ、これらの事が原因で、

感情が少しでも悪い方向に傾くと、

勝利至上主義へ一直線になってしまうのだと思います。

ちなみに悪い方向の感情とは、

「勝利への今まで以上のこだわり」や、

「自分がやる事は全て正しい」等です。

では、悪い「勝利至上主義」への傾倒を防ぐためには、

どうすれば良いか?

私は、答えは実はシンプルだと思っています。

それは、

「学童野球はあくまでも教育の一環という事を念頭においた、

チームの方針を決めて、チーム内外に表明しておく事。」と、

「それに合わせたルールを決めておく事」だと思います。

それが無いチームは、今からでも遅く無いので、

スタッフ間で徹底して話し合い、決めておく事を強くお薦めします。

これらが決まっていないが為に、

選手への指導方法や、起用方法もなく、

感覚的なものとなってしまい、

スタッフ間でも意見が出し辛くなり、

行き過ぎた指導や起用があっても止められなくなってしまいます。

予めこれらを決めておけば、後はそこから外れない様に、

チームを運営するだけです。

ルールが決まっていれば、スタッフ間でも

意見が伝えやすくなりますし、

注意をする事も可能になる筈です。


もし、それでもチーム内で、それが守られていなければ、

スタッフ・保護者を加えて協議の場を設けて、

改めて解決策を練ったり、チームの建て直しも可能になると思います。


そこでルールを捻じ曲げ独裁的な行いをする様な、ス

タッフであれば、残念ながらそのスタッフは、

学童野球のスタッフをやるべきでは無いと思います。

これらの問題は学童野球でよくフォーカスされますが、

どの競技でも同じことだと思います。

あくまでも「教育の一環」であり、「主役は子ども」です。

「勝利(優勝)」に取り憑かれない指導者の方が、

1人でも多く増える事を願うと共に、

自分自身も取り憑かれない様に

常に自分を客観視しながらコーチ業に取り組んで参ります。

ランキングに参加しております。

励みになりますので、宜しければ是非クリックをお願い致します。

ブログランキング・にほんブログ村へ

おすすめの記事