学童野球における四球数の多さの是非

野手の四球数については、基本的には多いに越した事はありません。

投手に球数を投げさせていますし、シングルヒットと同価値です。

その為、四球数の多い選手は、選球眼のある良い打者とも言われます。

ですが、学童野球においても同じ事が言えるでしょうか?

私は、学童野球において、四球数が多い選手については、

一概に良いとは言えない選手(要注意な選手)がいると思っています。

これは、私がデータを蓄積していて気付き、

考えた結果ですので、あくまでも一個人の意見として、

参考程度に捉えて頂ければと思います。

私の考える四球数は多いけど要注意な選手とは、下記の通りです。
・初球を見送る事が多い選手
・見逃し三振が多い選手
・上記に加え、打率が低い選手

チームの方針や、監督の野球観によっても変わってきますが、

私個人としては、学童野球において、

上記の様な選手は、四球が多く出塁率が高かったとしても、

改善してあげるべきだと思います。

改善する内容としては、

『打てると思った球をしっかりと振る癖をつける』事です。

理由としては、今後の野球人生を考えた時に、

より打てなくなっていく可能性が高いと思うからです。

学童野球では、基本的に変化球がありません。

投手によっては、緩急を使って来る場合もありますが、

基本的にストレート一本です。

このストレート一本の学童野球の間に、

ストライクゾーンの球は積極的に振りに行き、

且つ、しっかりと自分のタイミングで振れる様になってほしいのです。

そうでなければ、次のステップ(中学生)に進んだ際に、

変化球が加わり打撃の難易度が格段に上がります。

その為、最初のうちはストレート一本に絞った時に、

どれだけヒットが打てるかが大切になってきます。

ただ、中学生になってからそれをやろうとしても、

変化球が混じる状態ではなかなか実践できるものではありません。

小学生のうちからしっかりと振っておく癖を付けておかなければ、

小学生の間は、出塁率にこだわり過ぎるくらいなら、

アウトになっても良いので、

積極的にスイング出来る状態にしてあげる事が大切だと思います。

ちなみに、私が所属しているチームでも、その様な選手が複数名いました。

打席数は30以上あるにも関わらず、

ヒットは3本以下で四球は7個以上です。

共通している事は、とにかく打席でバットをほとんど振りません。

バットを振らない事には気づいており、

『もっと積極的に振っていこう』とは伝えていたのですが、

成績をまとめるとかなり歪な状態になっていたので、

これは本格的にまずいと思い、アプローチを変える事にしました。

まずは、その選手達には、

『四球を選べる事は凄く良い事だけど、

もっと積極的に振ってヒット・ホームランを狙っていこう』と伝えました。

また、各選手のストライクゾーンを確認しながら、

振っていくべきボールを具体的に伝えました。

今後、どう変化していくか分かりませんが、

まずは試合中に少しでも積極的にスイングする回数が増えてくれればと思います。

いかがでしょうか。

本来であれば、四球の数は選球眼が良く、良い打者の条件と言えますが、

学童野球においては、一概にそうとは言えないと思います。

打撃の本来の楽しさは、やはりヒットやホームランを打つ事だと思います。

四球が多すぎる選手がチームにいる時は、

その選手の打席での行動を確認してみてはいかがでしょうか。

ではでは。

また次回m(_ _)m

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