練習試合での打順やオーダーの考え方

ようやく体も心も落ち着いたので、きちんとした記事を…。

今日は、私の考える練習試合での打順やオーダーの考え方についてです。

練習試合は、大切な実践の場ですが、いつも固定のメンバーになっていませんか?

もちろんそこに意図や目的があればまだ良いのですが、

練習試合でも常に勝ちだけを目指して、

ベストメンバーで望むのはどうかと思っております。

そこで私は、各試合毎に必ず意図と目的を持ってオーダーを組む様にしております。

基本的には2パターンとなり、

1つ目は、公式戦を意識してガチで勝ちに行くパターン。

2つ目は、各個人の成長を意識したトライアルなパターン。
(ここには投手の投げ過ぎを防ぐ目的もあります)

もちろん、どちらも勝ちにいきますが、

トライアルなパターンは、最終的に負けたとしても問題ありません。

そして、このトライアルなパターンこそが、

練習試合では非常に重要だと考えております。

例えば、常に上位打線を打つ子どもがいれば下位打順へ、

常にスタメンで出ている子どもをベンチスタートにしたり、

常に変化を与える様にしています。

それはなぜか?

全ては、チームメンバー全員の成長の為に必要だと思っているからです。

学童野球、特に低学年の大会や練習試合では、

上位打線でも2打席、下位打線なら1打席しか回ってこない事はざらにあります。

イニングに関しても、ほぼ5回まで行くことは無いため、

守ってはいるが守備機会ゼロなんて事もあります。

そうなると、子ども達の経験値にかなりの差が出てきます。

元々野球が上手い子どもは更に経験値を上げていきますが、

あまり上手くない子どもこそ、より多くの経験値が必要なのに、

その経験値を得られないままとなってしまいます。

これには賛否両論あるかと思いますが、

せめて小学生の間は出場機会は、ある程度平等にあるべきだと思います。

また、日頃から試合に出ている子ども達が、

ベンチスタートになる事で得るものがあります。

それは、試合に出ていない子ども達が行っている裏方の仕事をやる事で、

その仕事がある事で試合がスムーズに進行する事や、

その仕事の大変さや大切さを学ぶ機会になります。

また、後半から試合に出場させる事で、1打席の大切さや、

1球に対する集中力や執着心を身につける機会にもなります。

もちろん、それらを起用前にきちんとこちら側が伝える事が前提となりますが、

それこそが監督・コーチの重要な役割だと思います。

チームによって、コンセプトや指導方針等様々な為、

練習試合であってもオーダーの考え方も様々だと思います。

ただ、もし特に何も考えずに毎回同じメンバーを起用している事があるとすれば、

一度立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか?

常にスタメンで出ている子ども達以外が大きく成長すれば、

チームにとっては大きなプラスになります。

全ては子ども達の成長と、

それによってもたらされるチームの勝利だと思います。

少しでも子ども達の成長と、考え方の参考になれば幸いです。

ではでは。

また次回m(_ _)m

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